外反母趾とは?

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外反母趾とはこういう状態です

この写真の、足の親指(拇趾)の先端と、付け根の2か所に注目してください。

1.足の親指(拇趾)の先端は隣の第二趾接近し

2.逆に付け根の関節部は外へと張り出しています

この2つが外反母趾の特徴です。


外反母趾はどうして起こるのでしょうか?

・・・はじまりは、中足骨のアーチの低下から

中足骨とは、足の甲に筋張って見える、熊手のような放射状に並んでいる、指につながる骨のことです。
(上の写真に描かれている5本の黄色いラインです)

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5本の中足骨の一本一本が、親指から小指までの5本の指につながっています。

いわゆる有名な「足のアーチ構造」というのは、この中足骨が縦に盛り上がっていることによって成り立っています。


・・・なぜ、このアーチ構造が重要なのでしょうか?

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それは、アーチによって、足の中央部が盛り上がっていると足裏の、地面に接する、接地点が3点になるからです。
右の図のように。

右の図で、黄色い点で示した3点が地面についていて、中央部の広い範囲が、地面から浮いていることによって足は、ぐらつくことなく、安定して体を支えることができるのです。

ですから、本来、右の図の黄色い点がついていないところは地面から浮き上がっているのが理想的です。

それは、たとえば、椅子や机あるいは、カメラの三脚などが3本の足で安定するのと同様です。

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足裏でも3点が地面に接地すると、一番安定します。
これを、足裏の三点軸といいます。

逆にいうと、この3点以外に、余計な接地点ができてしまうと足裏は、地面に安定して接地していられず、ぐらつきが生じます。

その兆候は、タコ(角質化)の場所によって知ることができます。

あなたの足裏にはこのような
位置にタコがありませんか?

下の写真をご覧ください。
これが、中足骨のアーチが低下している人の典型的なタコのできかたです。
タコの位置に着目してください。親指から数えて二番目の指(第二趾)や、三番目の指(第三趾)の根元にできているのが、良くないタコのでき方です。(角質化して白く、すじ状に見えるのがおわかりでしょうか?)

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本来、地面につくはずのないところが、
強く地面に接しているために生まれるタコです。

このようなタコをお持ちの方は、まず、根本的な解決にはなりませんが、すぐに自分でできるセルフケアとして、軽石などで、タコをできるだけ削っておくことをおすすめします。

そうすることで、少しでもこの、タコのできている位置が地面から圧を受けにくくすることが重要です。


その他のよくある特徴

アーチ構造が低下しているとタコのほかにも次のような特徴が表れます。

床の上を素足で歩くとペタペタと音がする
(かかとから地面について、指先で地面を後ろに蹴りだす歩き方ができてない。いわゆる「ペタペタ歩き」。)
何もない所でつまずきやすい
足の5本の指を力強く「グー」に握りこむと指がつるような感覚がある
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ではアーチ構造が低下すると、なぜ外反母趾になるのでしょうか?

・・・膝から下(下腿)は必ず内旋する(内側に捻じれる)

アーチ構造が低下すると、足裏が地面に安定してついていられずぐらぐらしはじめるということまで、お話ししました。

では、ぐらぐらしはじめるとどうなるのかというと・・・

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この図のように、歩行時に地面を後ろに蹴る際、膝から下(下腿)は、必ず!!内側に捻じれる(内旋する)のです。

そう。「必ず」です。
これは、О脚か、X脚かという問題とは全く別の問題です。
ねじれ方の問題なのです。

だから、О脚の方だろうと、X脚の方だろうと足裏のバランスが崩れていれば、膝から下は必ず内側に捻じれるような負荷を、常日頃から、歩いている間中、受け続けていることになります。


では、膝から下が、内側に捻じれながら、地面を蹴っていくと親指が受ける負荷は、どのような向きにかかるのでしょうか?

それは、上の図に示したように、指の先端は、隣の指に接近する方へ、指の付け根の関節部は張り出していく方へと、力を受けてしまうのです。

これが、日常的に繰り返されることによりついには、関節の状態として定常化され、復元できない外反母趾となってしまうのです。


ここまでをまとめると

外反母趾がはじまるメカニズムは、

中足骨のアーチの低下により

足裏の接地面が不安定にぐらつくと

歩行時に地面を後ろに蹴るときに膝から下が内側に捻じれる

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足の拇趾の関節の向きがねじれる


外反母趾になっていく


その先、さらに関節の骨が肥厚する

さて、このようにして拇趾の付け根の関節が張り出すと靴をはいているときに、強く靴の内部で圧迫を受けることになります。

すると、次に起こるのは、骨が太くなるという現象です。

骨というのは、無理な負荷がかかり続けると太く成長する特徴をもっています。

たとえば、骨折した骨は、再生した後、もとよりも丈夫で太い骨になるというのはご存知でしょう。

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また、別の例でいえば、変形性膝関節症というのはご存知でしょうか。
これは、膝に無理な負荷がかかり続けていくと、その負荷に対抗しようとして、膝関節の骨の構造そのものが太くなっていくことによって、関節の形が変形する現象です。

このようなメカニズムが外反母趾にも働きます。

つまり、長期間外反母趾が続いていくと関節の向きがねじれるだけにとどまらず、関節の骨そのものが太くなっていくのです。

こうして、一度太くなった骨は、外科手術的に削り取らない限りは、もとの形には戻せません。

しかし、必ずしも削る必要はないのです。

というのも、骨の形そのものによって、痛みが起こっているとは限らないからです。

いえ、むしろ、
骨の形は元通りにならずとも、関節のねじれさえ回復できれば痛みを軽くすることは可能なのです。


まったく異なるメカニズム=リウマチやへバーデン結節

残念ながら、リウマチやへバーデン結節といった原因からなる関節の変形については、まったくメカニズムが異なるうえに、難病です。

整体で対応できるものではありませんので、その疑いがある場合については、こちらでも積極的に病院で検査を受けていただくことをおすすめすることになります。

もし、少しでもその不安がある方は、当院においでになる前に、あらかじめ病院で検査を受け、その疑いがないことを確認できてから、ご来院になると安心です。


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